119.Sh2-65,66

 ここのところタイミングが合わず出撃できていませんでしたが、7月17日に2天体撮影ができました。湿度が大変高くシーイングは良くありませんでした。

■Sh2-65,66 SAO合成版

Sh2Base-S40_6566_20230717たか_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S4PS2O31200S2P_Flat1SDarkSI9_64bコンポ乗4デジMax_StarN後_デジ現MaxNR強0.6ぼ1半3減算星マスク_スタエ加2ぼ1し1_加算_SAO自動合成_DPPB下dwNRコン10縮回N

■ 同 AOO合成版

Sh2Base-S40_6567_20230717たか_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S4PS2O31200S2P_Flat1SDarkSI9_64bコンポ乗4デジMax_StarN後_デジ現MaxNR強0.6ぼ1半3減算星マスク_スタエ加2ぼ1し1_加算_AOO自動合成_DPPGB下dwNRコン10縮回N

 導入の中心位置を間違えた情報にしており、本当はSh2-67も入れる予定でしたが失敗でした。なお、写真の中央辺りにHⅡが強く?出ている矢印のような星雲があります。少し調べましたが、天体情報はありませんでした。

 

 Flat撮影をLedLightPadで行っていますが、光源が強く弱めて使っていました。安定せず仕組みを替えました。

音楽譜面台

減光用色々

 減光用にフィルムやアクリル板を用意。譜面台はなかなか良さげです。

118.Sh2-42 (Sh2-43,44,45,47,48,49)

 5月16日の1枚です。PCの電源を蓄電池につなぎ忘れ、途中でPC停止。うたた寝に入ってしまい、Hα2枚SⅡOⅢは各1枚のみ。大チョンボでした。

■Sh2-42 (Sh2-43,44,45,47,48,49)

 3'の大きさ&惑星状星雲で今回の機材では無理があります。

・AOO版

Sh2Base-S26__20230516高_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S2PS2O31200S1P_Flat1SDarkSI9_64bコンポ乗4LeMax_StarN後_デジ現upNR強0.6ぼ1半2_星マスク加算_AOO自動合成_周辺減_RGB上upR中upコン3NR縮回

・SAO版

Sh2Base-S26__20230516高_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S2PS2O31200S1P_Flat1SDarkSI9_64bコンポ乗4LeMax_StarN後_デジ現upNR強0.6ぼ1半2_星マスク加算_SAO自動合成_DPPRGB上upコン5NR縮回N

 青色の円い惑星状星雲です。

117.Sh2-23,24

 晴れを狙い、15日16日と出撃しました。両日とも風が強いのですが、16日はシーイングが悪い状況でした。

■Sh2-23,24 5月15日

 ・AOO合成版

Sh2Base-S16_2324_20230515高_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S4PS2O31200S2P_Flat1SDarkSI9_64bコンポ_乗4LeMax周減_StarN後_デジ現MaxNR強0.6ぼ1半2スタエ加2ぼ1し1加算_AOO自動合成_DPPRGB上upコン12NR縮回N

 Sh2-23はよく分かりません。

 ・SAO合成版

Sh2Base-S16_2324_20230515高_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S4PS2O31200S2P_Flat1SDarkSI9_64bコンポ_乗4LeMax周減_StarN後_デジ現MaxNR強0.6ぼ1半2スタエ加2ぼ1し1加算_SAO自動合成_DPPRGB上upコン12NR縮回N

 Sh2-23は、少し線状的な痕跡が見えますが、これのようです。

 

 少し気になるのが、SAO版の右上端に雲上のものが映っています。調べても分かりません。赤色がありゴーストかもしれませんが、いつか調べてみます。

 追加星マスク用にRGBも撮りましたが、1天体3時間を超えると機材の干渉が発生しやすく、没があり合成できていません。

 それにしても、人工衛星や飛行機が多く写りこみます。

116.Sh2-313(Abell35)

 今回は、撮影可能時間帯と地形から、撮影できるものが限らました。以前、QHY9+Zenにて撮ってはいましたが、HαGB合成。今回は、QHY16200Aナローバンド+Kowa350mmです。

 残念なのは、中古PCの電源不調でHα20分4枚、SⅡOⅢ20分1枚まででRGBも撮れていません。いつかまた追加してみます。

 

■Sh2-313(Abell35) カタログ上は最後の№です。

 1.AOO合成 トリミングなしとトリミングあり(回転あり)

Sh2Base-S_313_20230509高_QHY16200AKowaG3O125△4S21200S1P_Flat3SDarkSI9_64bコンポ2_乗算4LeMax_StarN後_デジ現MaxNR強0.6ぼ1半2周辺_乗10周辺_StarN後減算スタエ加2ぼ1し1_加算_AOO自動合成_DPPRGBupG下DwB下Dw上Upコン13NR縮N

Sh2Base-S_313_20230509高_QHY16200AKowaG3O125△4S21200S1P_Flat3SDarkSI9_64bコンポ2_乗算4LeMax_StarN後_デジ現MaxNR強0.6ぼ1半2周辺_乗10周辺_StarN後減算スタエ加2ぼ1し1_加算_AOO自動合成_DPPRGBupG下DwB下Dw上Upコン13NR縮ト回

 2.SAO合成 トリミングなしとトリミングあり(回転あり)

Sh2Base-S_313_20230509高_QHY16200AKowaG3O125△4S21200S1P_Flat3SDarkSI9_64bコンポ2_乗算4LeMax_StarN後_デジ現MaxNR強0.6ぼ1半2周辺_乗10周辺_StarN後減算スタエ加2ぼ1し1_加算_SAO自動合成_DPPRGB上UpR下DwB下Dw上UPコン13NR縮N

Sh2Base-S_313_20230509高_QHY16200AKowaG3O125△4S21200S1P_Flat3SDarkSI9_64bコンポ2_乗算4LeMax_StarN後_デジ現MaxNR強0.6ぼ1半2周辺_乗10周辺_StarN後減算スタエ加2ぼ1し1_加算_SAO自動合成_DPPRGB上UpR下DwB下Dw上UPコン13NR縮ト回

惑星状星雲で大きさは12’と小さいですが、SAO合成で色の違いと構造がなんとか見えます。なお、トリミングなしで中央に来ないのは、参考資料のRA/Dec値が違うような気がします。Sh2のデータは、時々資料により異なる場合があるので要注意です。

115.Sh2-73

 今年初めての出撃です。寒さも少し和らぎ花粉も少し減少。

 自作アライメント方式で導入を行っていますが、ASCOMが示すRA/Decが異常で導入できないトラブル。3時間色々やり諦めかけましたが、ASCOMとTemmaドライバーの設定でミス発見。

  場所設定: 北緯(N)はOK、東経(E)が西経(W)のミス

 思い返せば、ASCOMのStopボタンからの復帰で再インストールやらZTF彗星導入が北極星周辺で色々やらかし、またパソコンも変えたりで初期設定ミス(失笑)。

 24時近く帰ろうと思いましたが、徹夜覚悟で3時間強ネバリました。

■Sh2-73 75’

Sh2Base-S46_73_20230417G_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S4PO3S21200S2P_Flat3SDarkSI9_64bコンポ2乗4LeMax周減_Snet後_デジ現LeMaxNR強0.8ぼ3輪2_星マスク加算コンポ_SAO基準合成RGB補正合成加算コンポ_DPPAO上UPコン22NR縮回N

 散光星雲(輝線タイプ)ですが、Hαが20分露出でも大変淡く写りが悪いです。過去にもこの手のSh2星雲はありますが、かなり手ごわい対象です。中央付近の「ヘアピン形状の局所分子雲」になります。?に似ている?

 ①ナローバンドSAO合成

 ➁追加星マスクとしてRGB(各5分×2枚)合成したものを①に加算

私のやり方では、ナローバンドのみの場合星がどれも飽和し白色となり、なんとか改善が必要。今回は➁を撮り試行錯誤中。ただ、テストするにはSh2-73の難易度が高い?

 

114.ZTF(2022E3)彗星 

 ようやくZTF彗星を撮影できましたが、色々問題ありでしたww。

 自宅の南側からだと北方面が屋根ギリギリのため、ちょっと無謀ですが北の部屋から狙うこととしました。光害で見えない中、探そうと色々やりましたが、極付近にレンズを持って行けず諦め。

 2月5日はカペラ近くに来たので、南側から挑戦。いつも通りセルフアライメント(自己流仕組み)を行うため、アライメントに選んだカペラ導入をしようとしますが、RA値が5hほどズレてしまいます。色々やってもダメ。どうも最初に鏡筒を天頂に向けた時に既にズレている模様。

 ASCOMが異常に思えます。色々振り返ると北の部屋からのチャレンジで、無理に極軸付近に近づけた時動作せず、その時に狂ったとしか思えません。

 再インストールなどやっても戻りません。どこかに値が格納されリセットならず。

 

 狂ったRA状態の差の値から無理やりセルフアライメントを行い、ED81S(620㎜)+canon60DaにてZTF導入。しかし、画面に痕跡無。仕方なく鏡筒を300㎜レンズに交換して探索。

 何とか見つかり鏡筒を再度戻し撮影。しかし、ZTFは従来?の彗星に比べると移動が大変早く、45秒撮影が限界。

 ・ED81S+canon60Da、EM200TM2、200mm+QHY5Ⅱオートガイド

 ・ISO2500,45秒,24枚  本体は6枚毎にコンポジットし結果の4枚を更にコンポジット

撮って出しの一枚

 満月でこんな状態です。

SI9、PSCCにて処理

 かなり無理をした処理結果です。尾が出ると良いのですが無理でした。

 2021年レナード彗星以来の撮影顛末でした。 

113.手軽環境の試行

 年が変わっても出撃はできていません。何しろ寒いのが、、、。

 自宅からやる手ですが、これまで電線に囲まれ&光害の庭のデッキから撮影し、可能なSh2天体もだいぶ少なくなり限界でした。そこで、2階のベランダから電線の合間など狙えないかを検討。今の時期だとオリオンやおおいぬ辺りが角度によっては可能?

1.設置

 ・テント用重り6Kgを設けて位置の再現性UP(固定)

 ・HAL三脚の活用:EM200用の台座?購入、三脚で水平調整可能

 ・大きな望遠鏡は使用しない

 ・洗濯物干しに影響しない(遠慮)

2.電線状況

 とにかく大敵です。3つの影響配置になっています。屋根と電線の間、電線と電線の間、これらと直交する引き込み線間が可能な空間。

お向いさん群は塗りつぶし

3.試行

 架台の設置を行いなんとか干渉はしないことを確認。

  ・canon300mmF4レンズ+QHY9(久しぶりの登場、HαLRGB)

  ・100mm~300mm古いズームレンズ+ZWO ASI485MC(今年中古購入)

 ZWOドライバー(初めての経験)やASCOMやら確認が多し。また、ケーブル接続順番・PCソフトの認識&エラー等で悪戦苦闘。

 北が見えないのでドリフト方法でしか極軸合わせができません。これまで一切やったことなし。Deep Sky Memoriesさんの情報を参考に、PHD2の通常の画面でトレンドラインから調整開始。本来は、PHD2のドリフト機能が良いのでしょうが、まだ理解できておらず回避(逃げ)。

 ある程度のところまで行けそうに感じています。このレベルで撮影してみましたが、問題ありあり。

 ・追い込みと再現性:赤道儀の調整ネジが限界(最初の設置位置改善要、つまみ

           スベリ)、高度調整の位置記録どうするか、、

 ・ガイド:ASI485MCはピクセルサイズが2.9μmと小さく四角の追尾エリアが非常に

      小さい(ビニング利用テスト)、カメラ位置の変更、、

 ・レンズピント:ピント合わせの精度を良くするために、ピント機構?が必要

 

手軽に短時間で利用開始できるように、今後も挑戦!