126.Sh2-204 Sh2-268,269,270,271,272

 12月8日の未処理分です。当日夜露が異常にひどく、機材を出すとすぐに湿りました。露対策としてヒータ、カイロでやっていますが、カイロは露がひどいと暖かくならないように感じました。そのため一部星が滲んでいます。

 

1.Sh2-204  40' KowaPromi350mmF4+QHY16200A

 ・AAOO合成版

Sh2_S133_204_20231208G_KowaProQHY16200AG3O125△5_Ha1200s3PO3S21200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後_デジ現MaxNR強0.6_乗10比較明_AOO基準合成_AAOO基準合成_DPP明△10コン9NRトリ縮回

 ・ASAO合成版

Sh2_S133_204_20231208G_KowaProQHY16200AG3O125△5_Ha1200s3PO3S21200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後_デジ現MaxNR強0.6_乗10比較明_SAO基準合成_ASAO基準合成_DPP明△15コン5NRトリ縮回

 荒れてひどい背景です。Hαはガイド乱れで20分3枚といつもより1枚少ない状況。

 

2.Sh2-268(60')、Sh2-269(4')、Sh2-270(1')、271(2')、272(1')

 canon300mmF4+QHY9で撮影。HαGB合成しています(以前やっていたバージョン)。

Sh2_S176_268_20231208G_300mmF4QHY9G9O103△5_Ha1200s2PGb300s1P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後_デジ現MaxNR_乗10比較明_HaGB基準合成_PSCCびん式補正彩30HaHaGB合成_DPPGB中dwNRトリ縮回name

 Hαは2枚、GBは各1枚で無理しています(露で没)。これも大分滲んでいます。

 このエリアは、色々な天体があり面白い。NGC2169を囲む散光星雲に名前はありません。Sh2-270は、Sh2-268の中にあるように見え、多分あっていると思いますが、、?

 

125.渓流釣りの話題

 天体写真にはまり、フライフィッシング釣行頻度が年に一回程度になっています。今年は、以前の仲間の誘いもあり今年は3回出かけました。そこでの異常について。

「アマゴの朱点が異常」:朱点が非常に多い、朱点の色?、朱点が滲んだ感じ、パールマークやや?

A.何年か前の普通な写真

今回とは別の県の渓流

更に別の渓流

B.異常と感じた今回の写真

異常な個体

少し接近撮影

 どうでしょうか?

 おかしいと思い情報を調べると、記事になっていました(誤解があればすみません)。

  ・発端:過去放流したものが、川に留まらず下ってしまい銀毛化していた

      ※別の川では、昔から銀毛アマゴ(天然)として有名なところもあり、

       30年以上前にも釣行していました。しかし、河口堰ができてから幻!

  ・対処:朱点が良いものを交配養殖し放流、繰り返す中で繁殖拡大か

  ・結果:今回のような個体が存在(多分何年かこの川で育ったもの)

 対策として、放流のための養殖所を複数確保&他県から入手だそうですが、川固有色がどんどん薄れるのは、今は仕方がない状況のようです。ちなみに、今回の釣行は9月30日禁漁日の前日。そして釣果はこの一匹だけでした。

124.Sh2-155洞窟星雲、Sh2-133

 処理が少し溜まっており、うれしい?! 実は、ウクレレをはじめ、サークルに入り練習中です。

 

1.Sh2-155 洞窟星雲 60’

 ED81S+QHY9での試行の1枚です。ただ、10月17日は結露が激しくHαの4枚中3枚がガイドズレ没。残ったものも恒星が少し滲んでおり強調は手控え。

Sh2_S102_155_20231017G_ED81SReduQHY9G9O103△15_Ha1200s1PGb300s1P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後加算_HaGB基準合成オースト_PSCCびん±60彩+20_DPPコン34NRトリ縮

2.Sh2-133 80’

 12月8日出撃の1枚。久々のKowaPromi+QHY16200Aでの撮影です。

 以前にも撮影していたようで、記録漏れから再度になってしまいました。

 ・AAOO合成版

Sh2_S092_133_20231208G_KowaProQHY16200AG3O125△5_Ha1200s3PS2O31200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後_デジ現MaxNR強0.6_乗10加算_AOO基準合成_AAOO基準合成_DPPコン30明△10NR縮回

 ・ASAO合成版

Sh2_S092_133_20231208G_KowaProQHY16200AG3O125△5_Ha1200s3PS2O31200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後_デジ現MaxNR強0.6_乗10加算_SAO基準合成_ASAO基準合成_DPPコン30明△10NR縮回

 

 一旦ED81sでの試行はやめ、使っていない300mmF4望遠レンズ+QHY9で今度は試行することにしました。

123.Sh2-125まゆ、Sh2-132ライオン

 前回№122.の続きです。

1.Sh2-125通称まゆ

 機材は下記で、なんとか写ったものです。

 ・ED81S625mmF7.7+GS250用レデューサ0.7  → 438mm,F5.4

 ・デュアルBPフィルター、canon5DsR

Sh2_S085_125_20231002G_ED81SRduDBP5DsR_6M11P_SI9Dark6MFlat3sDk3s_クールF適用自動コンポ_乗1.5_デジ現Max周辺_DPPR中up回縮name

 ISO3200、6分、11枚処理です。フルサイズには少し無理がありますが、辛うじての

 結果です。

2.Sh2-132通称ライオン

 機材は下記で、canon5DsRをやめて在庫のQHY9活用です。

 ・ED81S625mmF7.7+GS250用レデューサ0.7  → 438mm,F5.4

 ・QHY9 HαHαGB(LRGB)合成

Sh2_S091_132ライオン_20231010G_ED81SReduQHY9G9O103△15_Ha1200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後デジ現MaxNR0.613_星マスク加算_HaGB基準合成HaHaGB基準合成_DPPRupGBup_PSCC彩度+50_コン10縮

 ピンク対策処理がしてありませんが、DBP+canon5DsRよりは多分使えそうです。

 昨年、KowaPromi350mmF3.9+QHY16200Aで撮ったAAOO合成のものと比較。

Sh2Base-S91_132_20221026G_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S4PO3S21200sP2_Flat4SDarkSI9_64bコンポ乗4LeMax_StarN後_SI9デジ現MaxNR_PSCC比較明_SI9AOO自動合成オースト_AAOO自動合成_DPPコン2NR縮回name

 単純比較はできませんが、今回の方が少し劣ると思います。

 

 残っているSh2対象は、小さいものが多くなるので試したED81Sを使いたいのですが、淡いものだと難しいかなということです。

122.Sh2-75,76 奮闘&落胆

 KowaPromi・QHY16200A以外で、今ある機材の中でSh2を撮れないか検討していました。撮れ高をUPさせたい! 10月はこれがメイン作業になってしまいました。

1.機材

 候補:ED81S+レデューサ&DualBPフィルター+canon5DsR or QHY9

     ED81S625mmF7.7+GS250用レデューサ0.7  → 438mm,F5.4

 結論:QHY9で長時間露出ならなんとか?

2.撮影出撃 Sh2-75&76 多分超淡い2天体です

 10月2日:5DsR ISO3200,6分 →×存在確認できず 12枚

 10月8日:5DsR ISO3200,10分 →×存在確認できず 天候悪くガイド不良2枚のみ

 10月10日:QHY9 Hα20分、GB各5分 →×天候悪くガイド不良GB2枚のみ

 10月17日:QHY9 Hα20分、GB各5分 →△?辛うじて存在確認

 ■10月2日

Sh2_S048_075076_20231002G_ED81SRduDBP5DsR_i32006M12P_SI9Dark6MFlat1sDk無コンポ_DPPS字コン10縮コン10回RGBup位置

 ■10月17日

Sh2_S048_075076_20231017G_ED81SQHY9G9O103△15_Ha1200s4PGB300s2P_SI9Dark10MFlat1sDk1sコンポ_乗4デジ現Max_StaN後_デジ現MaxNR強0.6ぼ1半3星乗10加算_HaGB基準合成HaHaGB基準合成_周辺_コン35Name

 レベルupやらで質は大変悪いです。

 

 他にも撮った天体が1~2あるので評価してみますが、淡い天体が多いSh2なので、今回の機材は多分F5.4がネックです。本来は、Zen鏡筒F2.0で行うのが順当ですが、これは鏡筒が重くかつスケアリング調整が大変で、今は眠っています。悩むところです

121.Sh2-105,104

 ダメもとで出撃。全天曇りになり中止で、結果はHαを1枚のみでした。

■Sh2-105(三日月星雲)、Sh2-104

 Hα1枚を処理しました。

Sh2-S070_105104_20230915たか_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S1P_Flat1SDarkSI9_64bコンポ_乗4デジ現Max_StarN後_デジ現NR強0.6ぼ1半3_減算星マスク比較明_PSCC明20コン20_回name

 ここのところ、Hα・SⅡ・OⅢ各フィルターごとの処理は、星雲マスクと光度を抑えた星マスクを加算処理していました。今回も同様でしたが、どうも星雲の明るさが抑えられているようで、比較明にしたところ本来の明るさが出ました。やっちまっていた!

 

 三日月星雲は、Sh2の輝線タイプの散光星雲ではないようですが、このままSⅡOⅢで撮って処理したらどうなっていたか? 本来LRGBで撮るべき!?

120.Sh2-71,72 Flat台

 8月10日に出撃しました。

 極軸合わせを終え、アライメント&焦点合わせの星を設定して手動導入。空を見上げると、なーんと一面の雲!今日は良い天気と張り切っていましたが、、、。

 2時間近く切れ目を狙ってやれることは実施。しかし、雲の流れが速く、切れ目は2分くらいです。突然、黒い雲が出始め、これは雨かと片づけを始める始末。色々片付け赤道儀に入ろうとしたら、なーんと星が見え始め暫し様子見。迷いましたが再度一からセットを始め、30分位で再開。

1.Sh2-71,72

 ■AAOO版

Sh2Base-S45_7172_20230810たか_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S4PS2O31200S2P_Flat1SDarkSI9_64bコンポ乗4デジMax_StarN星雲マスク後NR_NR星マスク加算_AOO基準合成_AAOO自動合成オースト_PSCCびん+70彩40_DPPコン3NRトリ縮回N2

 ■ASAO版

Sh2Base-S45_7172_20230810たか_QHY16200AKowaG3O125△4Ha1200S4PS2O31200S2P_Flat1SDarkSI9_64bコンポ乗4デジMax_StarN星雲マスク後NR_NR星マスク加算_SAO自動合成_ASAO自動合成オースト_DPPRGB上upコン17NR縮回N

 Sh2-71は3’でちょっとつぶれたので、Hα版から切り取り右上に添付。NGC6749は球状星団のようですが、この映像からはそのようには見えません。

2.FLAT台のその後

 譜面台を利用した撮影を初めて実施。

表面の様子

裏面の様子

 割とうまく行った感じです。最背面にLedトレース機器があり、その前に光量調整用のフィルム等を配置しています。

 注意点は、光源に虫が反応して集まると僅かな隙間からレンズに入ってしまう恐れ→今回は紙で簡易遮光、風が強いと転倒する恐れ→今回は下の脚を全開などです。高さ調整や面の合わせがやりやすいと思います。

 帰る頃には、月が大分昇っていました。