142.9月8日皆既月食

 今年初めての天体写真です。

 今年は、身内の不幸・ウクレレのボランティア複数回&楽譜作成・畑面積の増加・クマ出没・天候不順、、、などで、出撃ゼロ回です。

 今回は、なんとかがんばろうと2階ベランダからの撮影を試みました。

1.展開?写真

  ・14mmF4.0レンズ、canon5DsR、固定撮影

皆既月食_20250908自_14mmF4_5DsR_Selec1比較明合成_DPPトリミ縮

 開始はごたごたで少し逃し、最後は雲で隠れ途中まででした。

2.ショット写真

  ・300mmF5.6レンズ、canon60Da,、EM11マウント

 ①抜粋

組合せ_経過V1_トリミ

 ➁星食(偶然おまけ)

EOS 60D9031_星食前_DPPトリミ縮

EOS 60D9032_星食出_DPPトリミ縮_矢印

 以上なんとか処理しました。

 

 これから「Sh2撮影」を少しがんばりたいと思います。

141.Sh2-185

 2024年の積み残しラストです。

 12月1日撮影ですが、当日はスタートから曇り、良くなってからも時々曇り状況。20分露光には無理が伴い、2時間30分で一応の可ものが2枚で、撤収、、、30分ほど待ったところ少し良くなり再開。

 

1.AOO合成版

Sh2_S121_185_20241201G_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s4PS2O31200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_コンポ_乗4デジ現Max_StaN後_Si9デジ現小2k大15kNR_星マスク加算_AOO基準合成AAOO基準合成_DPPコン7NRトリ縮回Name

2.SAO合成版

Sh2_S121_185_20241201G_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s4PS2O31200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_コンポ_乗4デジ現Max_StaN後_Si9デジ現小2k大15kNR_星マスク加算_SAO基準合成ASAO基準合成_DPPコン6NRトリ縮回Name

 

 何とかHα20分×4枚、O3S2各々20分×2枚を確保しましたが、帰りは遅くなりました。

Sh2-185は120’なので大きく、周りの極薄い部分も含めてになりますが、ステラナビでは185が2つで表現されています。何故?

惜しかったのは、少し画角を変えればSh2-179,180,186を入れられたかもしれませんでした。当初に決めていた機材で、中心を決めており残念。なお、カシオペヤγ星2.2等のゴーストと思われるものが185の斜め右上に出ています。

140.近況、積み残し処理(Sh2-140、141、145、150 Sh2-135、138、139)

 2024年は、かなり過去になってしまいましたが、少し佳境になってきたことがあります。

ウクレレサークル

 2023年10月に誘われ始動し、2024年はサークルのやや弱点である楽譜作りを自発で実施。音楽に精通しているわけではありませんが、PCでの作成を目指し、ツールは内外色々試しました。「スコアメーカーZERO」に決めて、色々作成し自己満足upと貢献up?

 LowGも知らない私でしたが、ギターは少しやっていたので、うまくスタートできたつもり。演奏会も2回出席。乗り過ぎかアンプまで購入。

■畑

 以前から借りている畑約20坪が、+10坪になることに。80代の方が限界で退場されたためですが、しばらくがんばってみます。草取り、耕運機で4時間耕し、肥料、、。

 追加では、トマトの量を増やす(生食&トマトソース化)、ブルーベリーの鉢植え開始などを、2025年に目指す予定です。

■天体写真積み残し処理

 上記で時間確保が結構なくて後回し、かつ露ダクで良い成果が期待薄。露によるにじみが、レタッチで少しは良くならないか試行錯誤しましたが、無理!

1.Sh2-140、141、145、150

 ・AOO合成版

Sh2_S096_140141145150_20241106G_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s4PS2O31200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_コンポ_乗4デ現Max_StaN後_Si9デ現小1k大ハ15kNR_星マ加_AOO基AAOO基_Pssc彩30_DPPコン3NRト縮回N

 ・SAO合成版

Sh2_S096_140141145150_20241106G_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s4PS2O31200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_コンポ_乗4デジ現Max_StaN後_Si9デジ現小1k大ハ15kNR_星マスク加算_SAO基準ASAO基準_DPPコン3NRト縮回N

2.Sh2-135、138、139

 ・AOO合成版

Sh2_S094_1135138139_20241106G_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s4PS2O31200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_コンポ_乗4デジ現Max_StaN後_Si9デジ現小1k大ハ23kNR_星加算_AOO基準_PSSCびん±80彩+20色_DPPコン3NRトリ縮回name

 ・SAO合成版

Sh2_S094_1135138139_20241106G_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s4PS2O31200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_コンポ_乗4デジ現Max_StaN後_Si9デジ現小1k大ハ23kNR_星マスク加算_SAO基準ASAO基準_DPPコン4NR縮回name

 

 このサイズでは、にじみは感じませんが、拡大すると星の周りに雲があり星雲マスク化すると、そのまま残ってしまいます。処理手順を変えたり、スターシャープなどやったりしましたが不可でした。

 レンズヒーターを忘れたのが致命傷!

139.土星食

 12月8日の土星食のため、ベランダに出撃です。前日に、曇りの中で月明りを確認し、ベランダOK。

 食を見ながらの撮影タイミングではないので、時間間隔を1分~5秒にして撮影。後で確認したらほぼ良かったので一安心。

 処理は、比較明合成、土星が重ならないように約1分間隔程度のものを抽出合成しています。

 機材:EM200Temma、ED81S(660mm)×3倍バーロ、canon60Da

 撮影:ISO1600、1/13秒で統一

土星食_潜入出現_20241208自ベ_EM200TemmaED81Sバーロ×3_88757065626160595857565554538892940514182124_基準比較明_縮

 事前の資料では、東京大阪の潜入出現時刻しか分からず、ドキドキもの。出現は大阪よりかなり早いようでした。

138.紫金山・ATLAS彗星

 6月以来の本当に久しぶり出撃です。

1.10月1日出撃

 GPVでは雲多い予測ですが、ダメもとで出撃。何年か前に、彗星を撮るために行った茶臼山。東が望める場所探しにとんでもなく時間!ガスと雲で確認できず、道を何度も周り折り返しながらのドライブでした。

 やっと探した場所に着いたら、4時過ぎ準備開始。極軸合わせを終え、手動アライメントはうまくできず諦め。5時過ぎになってしまった!!

 結果: 85mmレンズで探しましたが捉えられず、帰ってから見ても無し

南アルプス方面

 結果得らず風景写真。多分、鳳凰三山方面(若いころに北岳含め制覇しています)。

2.10月2日再出撃

 体はきついですが、連続出撃。時間に余裕を作り準備。

 ■85mm+canon60Da+SXWノータッチガイド

紫金山ATLAS彗星_20241002茶臼山_85mm60DaF2.8SXW_I16003sP1_EOS 60D8642_PSCCコン強_SI9NR縮

紫金山ATLAS彗星_20241002茶臼山_85mm60DaF2.8SXW_I2005sP1_EOS 60D8652_PSCCレベルシャド明_SI9NR縮

 1枚目から見ると尾が非常に長いようです。横の看板が入り込み位置決め不十分。

 ■300mm+canon5DsR+SXWノータッチガイド

紫金山ATLAS彗星_20241002茶臼山_300mm5DsRF4SXW_I20020sP1_EOS 5DS R3083_WB調整_PSCCトーンカコン強_SI9NR縮

 導入を核にしていたため、尾が中途半端になってしまい残念。

 ■状況

 2台を同一架台に載せて撮影なので、良い面悪い面が出てしまいました。なお、コンポジットはしていません。他に、若者が多数でクマよけ?

3.おまけ

 彗星が出る前、手動アライメントやピント確認のために試写。

オリオン_20241002茶臼山_85mm60DaF2.8SXW_I320030sP3_SI9RAW3Pコンポ_デジ現_DPPGdwRGBup縮

オリオン_20241002茶臼山_300mm5DsRF4SXW_I320030sP13_DPPWBNRLB調整_SI9コンポ_StaN結果減算スタ0.8102_マスク加算オースト周辺_DPPコン10縮

 この時期すでに、冬の星座がきれいに出ています。私の中では、今年の夏の星空はありませんでした(天候異変、熊、、)。

137.Sh2-1,Sh2-7 おまけ

 №.136の記事の映像を使い、モザイク合成を初めて試みました。多分近いのでモザイクができるのではないかと前から思っていましたが、モザイク合成はハードルが高いしそれなりに計算した構図が必要かとしり込み。

 ステライメージ9のモザイク合成機能で実施。№.136の映像に少しだけ明るさ調整をし、はみ出した部分はトリミングをしました。

■AAOO合成版

Sh2_S01_001_20240603G_Sh2_S02_007_20240603G_AOO基準合成オースト_AAOO基準合成_モザイク基準単純合成_sh2001トーンカS字DPP各NRトリミ_Not加算平均比較明_V1_縮トリミN

■ASAO合成版

Sh2_S01_001_20240603G_3_Sh2_S02_007_20240603G_3_各RGB下dw_SAO基準合成_ASAO基準合成_モザイク基準単純合成X163.50Y1947.21回0.16_Not加算平均比較明_トリミ縮N

 ASAO合成版は、グリーンがきつすぎますが、Hαなのでそのままです。SⅡとOⅢのレベルを変えると違ってくると思いますが、私の実力レベルです。なお、少し星が流れている/合成できていないようになるのが気になります。どうしたものか、、、。

 Sh2天体は、比較的近い位置に色々あるので、モザイクできるのも他にあったかもしれません。

 

 6月3日では、隣に来られていた方が、ε160+ZWOASI6200で撮影されていました。うらやましい機材! 撮影されたものをチラッと見せていただきましたが、ダイオウイカ星雲とフライングバット星雲で、大変良くレベルが高いものでした。長時間撮影が必須とのこと(今回はRGBで星のみ目的)。

 こういうのを見ると色々考えさせられます。

136.Sh2-1,Sh2-7

 6月3日分の追加です。

 Sh2-1とSh2-7は、過去に2回チャレンジしていますが、ガイドが異常だったり天候が不安定など、成果が出ていませんでした。今回はなんとか形にできましたが、使えた枚数は、

  Sh2-1:Hα2/4枚,SⅡ1/2枚,OⅢ1/2枚

  Sh2-7:Hα1/4枚,SⅡ1/2枚,OⅢ1/2枚

とギリギリ。だめな内容は、すべて星一つ分位のズレ(飛んでいるポイ)があり、どうもガイド他何らかの問題がありそうです。

  a.ガイド鏡もしくはガイドカメラが、ガイド制御とは別に1回動いてしまう時がある

  b.本体かQHY16200Aカメラ(重い)が1回動いてしまう時がある

現状の機材

 これまでは問題なしだったので、点検が必須です(どうやればいいか?)。

  ・KowaProminar350mm、QHY16200A(7枚フィルター)、NINA

  ・EM200Temma2M、200mmガイド鏡、PHD2

1.Sh2-1 150’

 ■AAOO合成版

Sh2_S01_001_20240603G_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s2PS2O31200s1P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_コンポ乗4デジ現Max_StaN後デジ現MaxNR強0.6星加算_S2upAOO基準合成オースト_AAOO基準合成_DPPRS字コン13NRトリミ縮回N

 ■ASAO合成版

Sh2_S01_001_20240603G_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s2PS2O31200s1P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_コンポ乗4デジ現Max_StaN後デジ現MaxNR強0.6星加算_S2upSAO基準合成_ASAO基準合成_DPPG中dwコン11NRトリミ縮回N

 Sh2-1は、輝線タイプと反射タイプがある散光星雲です。反射タイプ部分は写っていないと思われます。中心の明るい星は、πファン2.89等。

2.Sh2-7 240’

 ■AAOO合成版

Sh2_S02_007_20240603G_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s1PS2O31200s1P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_コンポ乗4デジ現Max_StaN後デジ現MaxNR強0.6星加算_S2LupAOO基準合成オースト_AAOO基準合成_DPPRS字コン8NR縮回N

 ■ASAO合成版

Sh2_S02_007_20240603G_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s1PS2O31200s1P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_コンポ乗4デジ現Max_StaN後デジ現MaxNR強0.6星加算_S2LupSAO基準合成_ASAO基準合成_DPPGS字コン8NR縮回N

 中心の明るい星は、δジュバ2.29等。画像の下方に変な色が現れていますが、多分この星のゴーストと思われます。フィルターで違う位置なので?

 

 今回で、さそり座周辺のSh2は、Sh2-14(前回不明扱い)を除き撮り終え存在確認ができました。ただ、Sh2-14は、反射タイプなので別の方法でできれば挑戦してみたいと思います。