133.ポン・ブルックス12P彗星

 4月9日、再度G村に出撃しました。風が大変強い状況。

 前回はうす曇りでしたが、今回は前半はまずまず。ところが、SXW赤道儀を動かそうとすると電源が入りません。多分、コントローラの電池切れかと予想し交換を!といくとろが、ネジ用のドライバーがありません。

 幸い隣にいる方に頼み、借りることができなんとか交換。無事電源が入り一安心。30分のロス。

 木星でピント合わせを行い導入。

 

■ポン・ブルックス彗星0012P

 canon300mmレンズF4+canon60Da

 SXW赤道儀ノータッチガイド

ポンブルックス彗星0012P_20240409G_60Da300mmF4I80020SP25固定_SI9Flat有Dark無基準コンポ_デジ現Max_StaN後SI9コン30_StaN後減算乗3_加算_NikCol明△50彩△30_SI9オースト縮

 ISO800で20秒露出25枚を撮り、彗星中心でコンポジット。星は少しだけ重なっています。他の設定でも撮りましたが余り変わりなし。少し時間があるので、ED81Sに切り替え撮影しましたが、雲が出始め良くありませんでした(没)。

 今回、開始時高度約10°でしたが、以降はかなり条件が悪くなると予想されます。

132.ポン・ブルックス彗星

 ポン・ブルックス彗星に低空ですが挑戦。

 1回目は、近くの5F駐車場からやりましたが、固定撮影と光害で85mm3秒露出が限界でした。存在は確かめましたが、ちょっと?

 2回目はG村に出撃。薄曇りで条件は良くありません。

■3月27日

 canon300mmF4+canon60Da、SXW赤道儀でISO800,20秒12枚,ノータッチガイド撮影

ポンブルックス彗星0012P_20240327G_60Da300mmF4I80020SP12固定_SI9Flat有Dark無基準コンポ_オーストデジ現Max_StaN後デジ現Max_比較明_DPPNRトリ縮

 やはり雲があり鮮明ではありません。挑戦はしました。canon5DsRでも撮りましたが、Flatが良くなく一応没。

131.Sh2-286、Sh2-287

 ベランダ出撃です。

 これまでの映像中央部分の光害は、防ぎようがなく諦めです。特に、近くのマンションの廊下灯(被害)と道路灯(西)がどの角度でも影響しています。今回でベランダも最後かもしれません。

■Sh2-286 6'、Sh2-287 12'

 AAOO合成版

  ・KowaPromi350mmF4、QHY162000A(Hα、SⅡ、OⅢフィルター)

  ・EM200Temma2、200mmPHD2ガイド

Sh2_S187_286287288_20240213ベ_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s4PS21200s2PO31200s1P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4LbMax_StaN後デ現47843NR周星減加算_AOO基AAOO基_NikSilR部×2明StFs_DPPR上dGBdNR縮回N

 導入の中心値をミスしており、中央に来ていません。もっと緻密にやれば、Sh2-288も入ったかもしれません。但し、大きさは1’なので識別は?ですが。

130.Sh2-289、Sh2-291

 ベランダ撮影です。

 129.でもありましたが、どうも中央あたりが必ず明るくなり、異常かと思われます。LED光害か?ベランダでの限界かもしれません。

■Sh2-289 11',Sh2-191 8'

 AOO合成版です。

Sh2_S191_289291_20240209ベ_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s4P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4LbMax_StaN後_デ現43843NR_乗4星マ加_AOO基_NikSilR①RGB部明△50➁➂④部StFsup_DPPRGdwNR縮回N

 処理では、今回NikSilを使い調整しましたが無理があります。

 Sh2-291の横にある散光星雲は、№がついていないかSh2-191の一部か分かりません(BFS系の情報もあるようです)。どれも大変淡く、私の機材では形が鮮明ではありません。

129.Sh2-292,Sh2-293,Sh2-295,Sh2-296,Sh2-297

 今年初めての撮影をベランダから行いました。

 以前ベランダから撮影しましたが、北が見えないのでドリフトで極軸調整し、手間取ったことがネックでやっていませんでした。前より悪化環境(街灯のLED化、近所の玄関防犯灯LED増)ですが、なにもしないわけにはいかない、、↓↓↓

 

■Sh2-292,293,295,296,297 わし星雲(M16ではない)

 ・機材:EM200Temma2、KowaProminar350mmF4、QHY16200A

 ・AAOO合成版

Sh2_S192194_292293295296297_20240130ベ_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s3PS2O31200s2P_SI9_乗4LeMax_StaN後NR_乗8比較明_AOO基準周オー_AAOO基準_DPPRSLuOSLuコ19彩u縮回N

 ・ASAO合成版

Sh2_S192194_292293295296297_20240130ベ_EM2002KowaPromiF4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s3P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4LeMax_StaN後_NR_乗8比較明_SAO基準合成周辺_ASAO基準合成_DPPBuRuコ12縮回N

 

 どうも光の具合が少し異常かもしれません。Sh2-296の中央辺り(画角の中央辺り)が白い感じ。強調すると強く出るので適当にしました。

 ベランダでは、撮影開始すると時々見に来る以外は、食事/お風呂/TVなどやりたい放題です! 

 状況:ガイドチェックすると1枚だめ、処理したらどうも1枚電線通過でだめ

なお、 大変狭い範囲(リゲル付近からシリウス付近まで)なので、今後も対象は限られます。

128.Sh2推し! 状況

 2024年初めにこれまでのSh2推し!状況を少し振り返りました。

状況グラフ

 久々にデータを精査しまとめると感慨深いです。2018年に約4年強でメシエ天体を完了し、次はきれい系を推すか別カタログを推すかを悩み、シャープレスカタログ推しにしたことを思い出します。

 5年で50%まできましたが、2022年の落ち込みは、①QHY16200Aの新規投入で準備が大変➁腰膝の体調不良&リハビリが主な要因です。この延長だと5年は最低かかりそうです。

 

 これからもう少しがんばってみますが、前途多難です。やってみたいことが1点あり、等級表現的な区別ができないかです。Sh2情報には当然ながら等級表現がありませんが、現場で20分撮影しても形が見えないものが多く、帰ってから結果判断。存在確認に役立つ情報をまとめてみたいと思うこの頃です。

127.Sh2-171 Sh2-180 Sh2-278

 2023年ラストの出撃分です。露がひどくかつ雲出現で途中で退散しました。ただ、既存の機材で台数を増やせたので、取れ高も1天体増え2024年に少し期待です。

 

1.Sh2-171 90' KowaPromi350mm+QHY16200A

 ・AOO合成版

Sh2_S111_171_20231213G_KowaProQHY16200AG3O125△5_Ha1200s4PS2O31200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後デジ現upNR乗10加算_AOO基準合成_AAOO基準合成_DPP彩150コン7G中dwトリ縮回name

 ・SAO合成版

Sh2_S111_171_20231213G_KowaProQHY16200AG3O125△5_Ha1200s4PS2O31200s2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後デジ現upNR乗10加算_SAO基準合成_ASAO基準合成_DPP明6コン11NRトリ縮回

 なかなか見栄えがする天体に思えます。2024年年賀状に使用しました。

2.Sh2-180 15'   canon300mm+QHY9

 ・HαGB合成版

Sh2_S118_180_20231208G_300mmF4QHY9G9O103△5_Ha1200s4PGb300s1P2P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後デジ現MaxNR_乗10比較明_HaGB基準合成オースト_HaHaGB基準合成_DPPコン13NRトリ縮回name

 淡い天体ですが、少し面白い形に見えます。Sh2-177は一部としていますが、全容がわかる写真があまりないようです。線は人工衛星か?

3.Sh2-278 50'     KowaPromi350mm+QHY16200A

 ・AOO合成版

Sh2_S181_278_20231213G_KowaPro350F4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s2PO3S21200s1P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後デジ現MaxNR_乗10比較明_AOO基準合成_AAOO基準合成_PSCC彩50GB上dwコン6NRトリ縮回name

 ・SAO合成版

Sh2_S181_278_20231213G_KowaPro350F4QHY16200AG3O125△5_Ha1200s2PO3S21200s1P_SI9Dark20MFlat1sDk1s_乗4デジ現Max_StaN後デジ現MaxNR_乗10比較明_SAO基準合成_ASAO基準合成_PSCC彩50_DPPRdwコン5NRトリ縮回

 飛行機が通過したので残念でした。雲出現でHα2枚SⅡOⅢは各1枚の半分しか撮れませんでした。オリオン大星雲の近くです。

 

 2023年の総括はできていませんが、収穫は大変少ない1年で、Sh2推し!を止めるかまた頭をよぎる近頃です。